今年はもう行くのやめようかと思っていたけど、
チケットをとってくれた人がいたのと一緒に行こうという人も増えたので、
我が家と佐藤兄弟、みやけ(近所に住む同級生)5人でこだまの森へ。
今年は行きの車中からとにかくしゃべりまくった。
テレビ、ラジオ、youtube、音楽、映画、恋愛、歴史、国家、人生...。
もう3日間くらい誰とも話したくない。
フェスはといえば
Taylor Mcferrin と Oneohtrix Point Neverが突出していたと思う。
あとは疲れて寝ていた。
Taylor Mcferrin
テイラー・マクファーリン
DJとドラムセットというスタイル。
ヴォーカルには今をときめくハイエイタスカイヨーテのナイ・パームも。
ドラムはJAZZドラマーのマーカス・ギルモワ。
プレイ前にまず自己紹介MCをするあたり、
根っからの育ちの良さが滲み出てしまっている。好きだ。
靄がかかった山間、湿気を帯びた空気が冷たい。お香の香りが風に乗ってやってきて
ビート音とネオソウルなヴォーカルの声が山にぶつかって空にこだまする。
タイコクラブのベストアクトはやはり初日の夕暮れに起る、そう思った。
Oneohtrix Point Never
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー
ダニエル・ロパティンのソロプロジェクト。
"ロパティン" という響きがすごく良い。
ググった時に出てくるロパティンのヘン顔も好印象且つ
インタビューの日本語訳がすべてタメくちなのが
本人の性格の良さを物語っている。好きだ。
(参考)
http://wired.jp/2013/12/28/oneohtrix-point-never/
http://www.ele-king.net/interviews/004815/
今回は左右に大きな映像モニターを配置してインスタレーションを披露するスタイル。完全にアーティフィシャルなのに不思議と有機的な感じがしたのはなんでだろう。
今年タイコに行って思ったこと。
すべてを語り尽くそうとすることは私にとっては息苦しいという事。すぐに言語化できるのが大人なら、山間のフェスには大人より子どもが似合う。ただ感じて浮遊していたい。
帰ってきて話したかったら話せばいい。
今回はただしゃべりすぎた。
もう一つは、過去の素晴らしい作品を安心して聴くよりももっと新しくて不確かな存在に触れる事が、いまがどんな時代かを知るヒントになるという事。
いま私にとって音楽は私やあなたに共感する存在から少し変わっている。
私の2016年はクラムボンではもう語れない時代なのだと思う。
たどが全部つくった。